褒めてね
- monmonbuu
- 2016年4月2日
- 読了時間: 2分
私ね、
うんと褒めてくれなきゃいやだよ
完膚無きまでにすべてを肯定して
とにかくデレデレになるまで
顔の筋肉が緩んで、緩んで、緩んで、
そして筋肉なんか溶けちゃうくらいに、
うーーーーんと褒めてくれなきゃ絶対にいや
髪の毛を巻くコテの温度は170℃。
ネイルは薄ピンクのフレンチで、
着ている洋服は小花柄のワンピース。
ねえねえ。ねえねえねえねえ。
これで私大丈夫?これで私、ちゃんと可愛い?
これですっごい素敵な彼女に見えている?
ねえねえねえねえねえ。
お風呂上りにはシャネルのボディオイルで
しっとりと肌を湿らせて、
白いベットシーツの上で映えるように
あしのつめには真っ赤なエナメル。
どこを触られても気持ちのいいように
かかとだって、ふわふわかかと。
全部の選択には意図があって、
それは全部あなたの為で、
だからこそ、
この選択が間違ってなかったんだって思わせてほしい。
全て。
全てが間違っている気もしてくるし、
ほんのちょっとは正解な気がすることもある。
でも100%自信をもって、
これで良かったんだって言えることは
きっとぜったいおそらくたぶんこれからも無いと思う。
準備万端だと思って、
玄関に出て、とっておきのヒールに足を滑らせる。
そうやって何時間もかけて念入りにおめかししたのに、
おうちを出たその瞬間から後悔と不安の嵐。
ねえねえねえねえ。
私、これで合ってる?間違ってない?正解?
ねえねえねえどうなのふあんだよきんちょうしちゃうよねえねえねえ
だからね、だからこそね、
あなたに全てを肯定してしてしてしてしまくってもらいたいんだよ。
褒めてほしいの。とにかくまずは褒められたいの。
反省は自分でするよ。足りてないかもしれないけど。
というか、反省が足りていたら
今頃きっと、私はこんなへなちょこじゃないはずだけれど。
理屈なんてないよ理由なんてないよ
とにかく私はあなたには褒められたいんだ
私に会ったら、
間違ってないよって、合ってるよって、大丈夫だよって
優しい言葉のシャワーを浴びせてね。
うーんと、うーーーーーーーーんと褒めてよね。
これはね、もねが言葉を拾い集めて
やがて記事となり、世の中に出る時の心境。
ふふふ♡
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