はぁ今日も何にもしてないや、とつぶやく前に読んでほしい【無駄な時間のすすめ】
- monmonbuu
- 2015年11月20日
- 読了時間: 5分
こんにちは!
もねです。
今日は金曜日ということで、明日からは休日の人も多いのでは。最近は天気があまり良くなくて、出かけるのも億劫になってしまいがち、、、。そして日曜日の夜に、「週末なにもしてないや。涙」と泣きそうになることはきっと誰もが経験したことのある感情でしょう。そこで今回はわたしからの「無駄な時間のすすめ」を提案したいと思います。

まずは「もねと無駄な時間」についてのお話を。
中学生の時は「無駄」という言葉と無縁だったの。毎日夕方まで部活があるし、土日も部活、テスト前は勉強。本当に時間がなかった。それはきつくもあったし、もっとファッション誌とか読んでまったりする時間がほしい~ってずっと思ってた。
それで、高校に入学して、今度は自分の時間をたくさん作って、やりたいことして過ごそうって決めてたから、もちろんもねは帰宅部に。みんなが部活に急いでいくなか、教室に残って同じく帰宅部の友達とおしゃべりしたり、お化粧直したりしながら、ダラダラ帰る準備して。学校の周りをランニングする運動部を横目に、またダラダラ歩いて。

気合い入れて遊ぶ日(笑)は、お気に入りのトイレ(パウダールームが大きいところ!)に行って、カラコン、つけまつげを装備して、お互いにお化粧の情報を交換し合ったり。それでプリクラとって、写メとって、カフェでこれでもかってくらい生産性のないおしゃべりを楽しんで。
そんな毎日だったんだよね。高校生の頃。すごく楽しかったし、中学生のときに憧れてたような生活を送ってた。でもずっともねはなにかが違うなってモヤモヤしてた。中学の頃の忙しいけれど、ギリギリまで頑張ってる自分のほうが好きだったなって。そうして、自己嫌悪に陥っては、今日から変わろう!って思うんだけれど、なにを頑張っていいかも分からないし、ダラダラする癖から抜け出すのは大変だった。というか無理だった。(笑)ようするに、もねは高校3年間ずっと自己嫌悪はありながらも、無駄な時間を過ごし続けてきたってこと。
そして大学に入学。図書館がもねのお気に入りスポットだったから、図書室に通って沢山本を借りるようになった。それくらい。高校のときとのもねの変化は。そう。大学に入学してももねのダラダラは改善されなかった。

高校生の時にゴシップガールにはまって、大学生ではそういう生活がしたーいって憧れていたから、まあ一応はパーティーに参加してみたりもした。お金を使う楽しさも知ってしまったから、贅沢風なこともやってみた。でもやっぱりどこかモヤモヤしてた。「こんなのもねじゃなーい!もねはもっとメラメラしてて好きなことのためには誰よりも頑張れるはずなのにー!!」って。
その思いはつい最近まで続いてた。でもね、今は違うの。無駄な時間に対する意識が変わったんだ!そのきっかけは山田詠美さん書いた「放課後の音符(キイノート)」のあとがきを読んで。それを少し引用するね!

良い大人と悪い大人を、きちんと区別できる目を養ってください。良い大人とは、言うまでもなく人生のいつくしみ方を知っている人たちです。悪い大人は、時間、お金、感情、すべてにおいてけちな人々のことです。若いということは、はっきり言って無駄なことの連続です。けれどその無駄使いをしないと良い大人になれないのです。(中略)いかに素敵な無駄使いをしたか。そのことだけが、色々な問題を解決できるのです。
(山田詠美『放課後の音符』1995年 新潮文庫)
これを読んで、もねはすっごく救われた気持ちになったの。今までしてきた無駄なことって意味はなかったけれど、意味はあったし、もねという人間を創りあげていくのにとっても重要なことだったんだなって。そう思ったら、「無駄な時間」も愛すべき存在なんだって思えるようになったから、それまでの自分を肯定できるようになってきた。
もし今まで、もねが無駄な時間を過ごさず、ストイックな毎日を送っていたら、こういう感情にも出会えなかった。無駄な時間を過ごすという遠回りをしたからこそ、分かったことがたくさんあったんだ!
今でももねは無駄な時間を過ごすこともあるよ。でも今までと決定的に違うことがひとつ。今までは「無駄=悪」だったから、無駄で無意味な時間を過ごす自分が嫌で嫌でたまらなかった。でも今は、「愛すべき無駄」だと思えるから、無駄な時間を過ごす自分は良いじゃんって思ってる。そして、その「愛すべき無駄」を使って考えてることが、自分にとっていかに重要かってことも。
皮肉なことみたいだけれど(笑)無駄を肯定しはじめた頃から、もねはダラダラすることが少なくなってきたっていうのは面白い発見。自己嫌悪は自分を動けなくするよね。
だからね、「今日何にもしてないや。一日無駄にした~」とか、「今日からは絶対にストイックな生活を送ろうと思ったのに無理だった。」とか思って自己嫌悪になる必要はないんだよってことを伝えたいの。その時間って絶対必要なものだから!
といってもまぁ。自己嫌悪に陥るっていう無駄を通過しないと、心の底から無駄を肯定することはできないと思うから、思う存分、自己嫌悪に陥ってみたり、悩んでみれば、とも思う(笑)べつに意地悪な意味で言ってるんじゃないよ?(笑)
「無駄な時間のすすめ」をもねは支持するけれど、この記事を読んだからって無駄をいきなり肯定し始めても、それは経験するっていう無駄を省いちゃってるよってことが言いたいの!無駄無駄言い過ぎてくどいよね。ごめんなさい。(笑)
そんなかんじです。今回は主に、無駄な「時間」ってことにフォーカスして記事を書いたんだけれども、それ以外の無駄についても、もねは思うことがたくさんあるんだ。しっかり考えてきたことだし、考えていきたいテーマだから、ちゃんとブログにも記事にしておきたいと思う。
みんなは無駄な時間を愛せてますか?
それでは!
xoxo...❤
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